料理 | 飯島奈美 レシピ

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【Vol.61】お父さんが活躍する料理

お父さんの料理といえば、細かな手間を抜きにした豪快さがかっこいいですよね。映画「ガープの世界」で、牛肉の塊をそのままオーブンに入れて、子どもと遊んでいるうちにでき上がる、というシーンを思い出します。

今回のレシピでも、お父さんの手際のよさや豪快さが味の決め手になります。例えば「じゃがいもとベーコンのリゾット」では、じゃがいもの皮をむきません。皮からも出る風味が、ホタテの缶詰の汁とともにいい味わいを出します。じゃがいもは切ってそのまま入れるので、少しとろみも出てやさしい食感に。

「鶏のパリパリ焼き」は、下味なしで、そのまま皮目から焼きます。焼いているうちにソースを作れば手際よくできますよ。あらかじめ塩こしょうをしないのは、皮をパリッと焼き上げるため。先に塩をふると、水気が出てしまうので、ひっくり返すときに塩をしてくださいね。焼いているうちに脂がかなり染み出すので、返す前にキッチンペーパーで脂をとることもコツです。お父さん、挑戦してみてください。

1. 鶏のパリパリ焼き

鶏もも肉を弱火でじっくり焼いて。
粒マスタード入りのオーロラソースで召し上がれ。

作り方

1.鶏肉は余分な脂をとり、厚みがあるところは切れ目を入れておく。白菜、水菜は浄水に浸し、パリッとさせる。

2.フライパンにサラダ油をひき、肉の皮を下にしてのせ、火をつける。弱火で15~17分じっくり焼き、皮がきつね色になり8割くらい焼けたら、たまった脂をペーパーなどで吸い取り、上の面に塩こしょうをし、ひっくり返す。すぐに皮の面にも塩こしょうをふって、さらに2分ほど焼いて、まな板に取り出しておく。

3.肉を焼いているあいだに、白菜、水菜を食べやすい大きさに切り、しっかり水気をきっておく。Aを合わせてソースを作る。

4.器に野菜とひと口大に切った鶏肉を盛り、Aのソースをかける。

材料(2人分)
鶏もも肉大きければ1枚(小さければ2枚)
少々
こしょう少々
サラダ油大さじ1/2
白菜4枚
水菜1/4束
Aマヨネーズ大さじ3
牛乳大さじ1
粒マスタード大さじ1/2
ケチャップ小さじ1
玉ねぎ1/4個(みじん切りにして浄水にさらし、水気を絞っておく)
少々
こしょう少々

2. じゃがいもとベーコンのリゾット

スピードメニューも男の料理。
じゃがいもとベーコンの名コンビにホタテの缶詰を入れて。

作り方

1.ベーコンを細かく切る。パルメザンチーズをすりおろしておく。じゃがいもを皮ごと千切りにする。(水にさらさない)

2.鍋に、浄水、ホタテ水煮缶(汁ごと)、ベーコンを入れて火にかけ、沸騰したら、ごはん、じゃがいも、バターを加え、2~3分煮て、塩こしょうで調味する。(じゃがいもはシャキシャキ感を残して)

3.器に盛り、パルメザンチーズをかける。

材料(2人分)
ごはん180g(茶碗1杯分位)
じゃがいも1/2個
ベーコン1~2枚
ホタテ水煮缶1缶(70g)
バター小さじ1
浄水250cc
小さじ1/4~1/3
こしょう少々
パルメザンチーズ適宜

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3. 焼きりんごのアイスクリーム

オーブントースターでさっくり焼き上げる
冬の定番デザートにアイスを添えて

作り方

1.りんごは、皮ごと6等分に切って芯を取り、半分に切る。

2.りんごを浄水にさっとくぐらせ、二重にしたアルミホイル(20cm×15cm位)に並べ、きび砂糖、シナモンをたっぷりふる。 アルミホイルの角は広がらないように、少しねじっておく。

3.オーブントースターでりんごを10~15分(750~1000Wの場合)で焼く。 オーブントースターからりんごを取り出し、仕上げにレモンを絞る。

4.器にバニラアイスを盛り、焼いたりんごをたっぷりのせる。 りんごはアツアツでも、少し冷めてなじんでからでも、どちらもおいしいです。

材料(2人分)
りんご1個(紅玉など)
きび砂糖(またはグラニュー糖でも)大さじ1/2~1
シナモン適宜
レモン1/2個
バニラアイスクリーム2人分


飯島奈美

フードスタイリスト。東京生まれ。テレビCM を中心に広告、雑誌など幅広く活躍。「かもめ食堂」、「深夜食堂」、「海街ダイアリー」など数多くの映画のフードスタイリングも手がける。著書に、「LIFEあつまる」、「深夜食堂のレシピ帖」などがある。