育児中ママの“あるある”をコミカルにまとめた産後カルタ。 制作陣の現役ママたちが秘話を語ってくれました。|産後カルタで叫ばせて!【後編】

Lifestyle

笑ってスッキリだけじゃない!「産後カルタ」の効用とは?
制作スタッフ&イラストレーター現役ママ座談会【後編】

撮影/平松唯加子 取材協力/ママスタセレクト編集部

「気付けば数日大人と話していない」「ごくまれに叫びたい日があるんです」などなど、育児中のママの“あるある”をカルタにした「産後カルタ」。 前編に続き、制作秘話をお届けします!

産後カルタのイラスト

産後カルタの制作陣の現役ママ対談メンバーの写真

現役ママ対談メンバー

〈北川さん〉
ママスタセレクト編集長 7 歳児の男の子のママ

〈めいさん〉
イラストレーター 4 歳の男の子と0 歳の女の子のママ

〈間野さん〉
ライター 15 歳 11 歳 9 歳 6 歳 男の子と女の子4 人のママ

〈馬渡さん〉
ママスタセレクト編集スタッフ13 歳 11 歳 10 歳 3 人の男の子のママ

〈インタビュー&編集担当 山本さん〉
 3 歳と5 歳の2 人の女の子のママ

「産後カルタ」の制作陣のママの気持ち

ストレス解消だけじゃない!
「産後カルタ」が果たしている
母という自分を見つめなおすこと

産後カルタのイラスト②

前編に続いて、制作スタッフの方々にお話を聞いていきたいと思います。前回は産後カルタの裏話についてでしたので、後編となる今回はカルタを作成することで見えてくる“ママについて”。まず、ママである自分とはどのような存在だと思いますか?

馬渡 ママは強いですね(笑)。子どもたちが小さいときは、「この先、どうしたらひとりでご飯を食べてくれるのか」を考えて子育てをしていました。いろいろ言うとウザいと思われるかもしれないけど、自分でできるようにならならければ苦労するのは子どもたち。“ひとりで食べていける、生きていける。挫折しないで生きる強さ”を持ってもらい たいと思っています。そして母である私も、同じようにだんだん強くなっていっています(笑)。実は結婚した当時は、夫の言うことになんでも「はいっ」って言っていました。今では「冷蔵庫投げるぞ!」って言ってますからね。

北川 この話、社内では、投げたことになっていて(笑)。

間野 ママである自分とは“ご飯係り”という感じでしょうか。買ってきて、いろいろ置いておく係りというか。そうすると知らない間に勝手になくなっていて(笑)。

馬渡 そうそう。冷蔵庫に入れておいたものとか勝手に食べられちゃうんですよね。献立の予定が狂っちゃう。

めい 私は、ママである自分は“自分を一人前にしてくれる”かな。独身だと、ひとりだから甘えようと思えば甘えられちゃうじゃないですか。逃げようと思えば逃げられるし。でも子どもが大きくなってくると物事がだんだんわかってくるので、逃げられない。自分の悪い事とかもよく見られているし。汚い言葉とかもすぐ真似されちゃって。ちゃんとしようという気持ちに気付かされる存在ですね。

北川 すごくわかります。私はもともと目立つ方ではなく、新卒で入った会社もあたりさわりなく8時間過ごして1日を終えるような生活をしていました。本当はリーダーシップを発揮するのも苦手なんです。でも保育園の面談などでは子どもの代わりに話さないといけないし、ママ友とも交流したりして自分の意見をちゃんと言わないといけない機会がどんどん増えて。気がつくと性格が変わったというか、自立させてもらった感じです。そして時間や業務に追われる生活をしている今、ふと見た子どもの寝顔に「まだがんばれる」と思ったりする。これが独身の頃なら「もう、やーめよっ」となりそう(笑)

間野 すごくいい経験をしているというか、子どものことが自分以上に大好きでたまらないというのは、なかなか人生でできない経験をさせてもらっているなと思いますね。

産後カルタのイラスト③

こうやって人は産んでいくのか!
産前産後でのギャップを実感する

― 「産前産後カルタ」のネタにもありますが、子どもを産んでから自分で変わったなあと思うことはありますか?

間野 産む前は子どもに興味がありませんでした。でも産んで、子育てが始まってなんて面白いんだろう、と。

めい この柔らかな質感、抱っこした匂いとかを知ってしまうと、大変とわかっていても、また産んで体験したい! って思っちゃいますよね。こうやって人は産んでいくんだな、と思いました。

馬渡 でも、いつか子どもも大きくなりますよね。私は子どもたちと公園に行くのが大好きですが、高学年になると子どももひとりで行っちゃう。もうあと2年ぐらいしたら本当に一緒に公園に行くことがなくなるんだなぁと思うと、「私はこのあとどうしたらいいの?」って(笑)。育児は楽になった部分はたくさんありますけど、やっぱり寂しさもありますね。

めい 私は公園行くのがつまらなくて仕方ないですけどね(笑)。

馬渡 私は子どもと公園行くのが好きすぎて、友達の子どもも連れて行きます。この間も直接友達が電話をしてきて、「サッカー終ったらご飯食べに行ってもいいですか?」って。そのぐらい仲良しです(笑)。

産後カルタのイラスト④

産後カルタが結ぶ縁で
ママ同士をつなぎ
社会と仕事と夢をつなぐ

― 「産後カルタ」を描いているイラストレーターさんは、みんなママですよね。ママスタセレクト編集部は、子育て中でも仕事をして社会とのつながりを結ぶという手助けをされているようにも思います。「産後カルタ」のイラストレーターさんが自宅で作業できるようにしている取り組みについてのお話もお願いします。

北川 産後、仕事に対して“やる気はあるけど発揮する場所がない”と感じるママが多く、私自身も産後の就労に苦労した経験があります。「残業できる?」など聞かれると返事に困り、厳しいと感じることが多々ありました。ママスタセレクト編集部では、仕事をしていたけど何かしらの理由で仕事を辞めたというママイラストレーターさんを多く在籍させ、自宅で仕事ができるようにイラストの発注をしています。これなら子育てをしながらでも無理なく仕事ができますよね。こうしたママと社会とのつながり作りも継続していきたいと思っています。ただ、私としてはママスタセレクトでの仕事がゴールではないとみなさんに伝えています。編集部で働いた経験を生かしてどこかで正社員になる、イラストを仕事にする夢を叶える、ここで得た収入をもとに子供に何かしてあげるとか。そういった個々の目標を叶えてもらいたいんです。イラストレーターさん同士で、これからについて話し合う機会を設けるようにもしています。

〈インタビュー&編集担当 山本の編集後記〉

すべてが現役ママというだけあり、ママという立場を本当に理解して取り組んでいるからこそ産後カルタの1枚、1枚に心から共感ができるのだと思いました。子育て中は大変だけど、かけがえのない愛おしい日々ばかり。子供と一緒にいる毎日を大切に過ごしていきたいと改めて思いました。

前半はこちら>
子育ての“あるある”を笑い飛ばそう! 「産後カルタ」とは?

「産後カルタ」(ぴあ刊)

「産後カルタ」(ぴあ刊)
著:ママスタセレクト

SNSで話題! 産前産後と子育てのあるあるを笑い飛ばす「産後カルタ」。現役ママの心の叫びを聞いて!

本の購入はこちら >
※外部サイトへ遷移します