日々の暮らしを素敵にする日本のものづくりと「小さな暮らし」のひみつを大日本市で見てきました|2020年2月7日 中川政七商店 大日本市レポート 日本の暮らしを考える①

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日々の暮らしを素敵にする日本のものづくりと「小さな暮らし」のひみつを大日本市で見てきました|2020年2月7日 中川政七商店 大日本市レポート 日本の暮らしを考える①

暮らしを豊かにしてくれるものづくり
合同展示会「大日本市」に行ってきました

文/上原千都世

中川政七商店 大日本市の入り口の写真

伝統を守る老舗から、気鋭の新進メーカーまで。日本各地の工芸メーカーによる合同展示会「大日本市」に、タカギ編集部がお邪魔してきました。忙しい主婦の台所仕事を助けてくれるキッチンツールや、センスのよいうつわ、衣料品から生活雑貨など、わたしたちの暮らしを豊かにしてくれる工芸品が集結した一大イベントです。

■大日本市とは
2020年2月5日~7日 東京の天王洲 B&C HALLにて開催の、小売店バイヤー向け合同展示会。主催は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと、生活雑貨の企画製造・販売を行う奈良の老舗、株式会社中川政七商店。第5回となる今回のテーマは「アタラシイものづくりと出会う3日間」というテーマで、日本全国55ブランドが一堂に会し、全国の工芸メーカーと小売店のバイヤー約3000人が来場した。作り手と売り手の出会いの場として年々規模を拡大している。

中川政七商店 大日本市会場内の様子の写真

日本の工芸を元気に!
「花ふきん」で有名な創業300年の老舗
「中川政七商店」の想い

「大日本市」を主催しているのは、奈良の老舗「中川政七商店」。江戸 時代の享保元年に創業、「奈良晒(さらし)」の卸売から始まり、現在は衣食住にまつわる様々な生活雑貨の企画製造・販売を行っている会社です。卸、小売りまで自社で行い、2008年にはロングセラー商品「花ふきん」がグッドデザイン賞を受賞するなど、ブランディングを成功させてきました。

中川政七商店 大日本市会場内の様子の写真②

「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げる中川政七商店。300年以上の歴史の中で培った経験を活かし、他社へのコンサルティングも行い、その一環の販路開拓支援として始めたのが合同展示会「大日本市」です。いい工芸品を作ること。その魅力をなるべくたくさんの方に届けること。工芸の再評価と業界の発展を願って回を重ねてきた「大日本市」、第5回となる今回は昨年の来場者2600人を大幅に上回る3000人が来場。

全国各地から
55ブランドが集結

会場には全国各地から集った55ブランドのブースがずらり。タカギ取材スタッフはバイヤーではないので購入できないのが本当に残念。タカギとしてはやはり水回り、キッチンツールや茶わん、お皿などのうつわ、テーブルウェアが気になります。どれもこれも魅力的で目移りしてしまいます。

並んでいた工芸品を挙げてみると…

◎有田焼や九谷焼、深い色合いの越前漆器など各産地のうつわ
◎長く愛用したくなる包丁やおたま、ボウルやお弁当箱などのキッチンツール
◎廃業になってしまった会社の織物を、新しい形で蘇らせた会津木綿
◎国産シルクや天然塩など、自然由来の成分だけでできたスキンケア用品
◎さまざまな工夫をちりばめたトラベルグッズ
◎西陣織を使ったお祝いグッズ
◎京都にある日本最古の御香調進所のお香
◎千葉の落花生を加工した美味しい加工品
◎愛情たっぷりに作られたトマトを使ったトマトケチャップ
◎代々受け継がれた、町の小さな和菓子やさんのお菓子
◎100年以上続く醸造メーカーの味噌と醤油
◎100以上の色硝子を組み合わせて作られる津軽びいどろ

全部紹介できないのが残念ですが、素敵な商品ばかり。どのブースでも各ブランドとバイヤーとの熱心な商談が行われていました。立ち止まっては「これはどんな風に作られたのですか?」と、質問をすると、担当者さんが熱く工芸品の魅力を語ってくれます。古くからある技術を活かしつつ時代に合わせた商品を生み出したり、素材を活かして新たなジャンルを開拓したり、まったく新しいアイデアでブランドを立ち上げたり。

日本全国には、こんなにものづくりに携わっている方がいるんだなあ、と改めて実感しました。

中川政七商店 大日本市会場内の様子の写真③

いいものを作り、たくさんの方に
届けること
継続して次世代につなぐこと

中川政七商店のホームページにはこんな想いが綴られています。

―暮らしの変化の中で姿を消した日本の工芸はたくさんあります。丁寧な仕事と作り手の静かな誇りにふれるたび、何とかこれを次の時代に残していけないものかと祈るような気持ちになります。産地で生まれ、育まれた工芸を使うことで残していく。時代に沿う形に変えていく。作り届けることによって、日本の工芸を元気にする。私たちのものづくりが、次の100年に工芸を繋げる一助となることを信じて。

十四代目社長のお言葉ですが、「よいものを作り、日本のみなさまに届けたい」「いいものを次世代につなげていきたい、長く残していきたい」という想いにタカギは賛同します。よい水をできるだけ多くのユーザーに届け、日本のみなさんの生活を豊かにしたい。タカギはそう考えてユーザーのみなさまに浄水を届けています。丁寧につくられたうつわで、浄水で丁寧に作ったお料理を食べたらどんなに心が豊かになるだろう、会場を回りながら、そんなことも思わせてくれました。

暮らしを整え、心地よく生活する。丁寧な仕事と丁寧な作り手によって作られた工芸品は、わたしたちの「小さな暮らし」を支えてくれます。こんな時代だからこそ、タカギも大切なお客様のそんな毎日の暮らしに寄り添っていきたいと願っています。

次回は「丁寧な暮らしの伝え方。復刊のお話とともに。」と題して2月7日に開催された、「天然生活」の編集長、八幡眞梨子さんのトークイベントのレポートをお届けします。廃刊の危機を乗り越え、昨年の2019年8月に復刊を遂げた雑誌「天然生活」。出版不況といわれるこの時代において、なぜこんなに読者からの支持を集めているのでしょうか? 創刊から一貫して「小さなこだわりを大切にする、丁寧な暮らし」を伝え続ける雑誌の秘密に迫ります。

>後半「天然生活」八幡編集長のトークイベントのレポートはこちら

「天然生活」の編集長、八幡眞梨子さんのトーク イベントのレポート


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